私は日本の霊場を回っていた。北海道の剣山、東北の出羽三山、恐山、岩木山、磐梯山、早池峰山、葉山、関東の高尾山、赤木山、筑波山、日光山、大山、榛名山、箱根山、北陸の白山、立山、石動山、八海山、妙高山、中部の富士山、木曽御嶽、戸隠山、秋葉山、飯縄山、伊豆山、金峰山、養老山脈、伊吹山、御在所岳、近畿の熊野、大嶺山、吉野山、葛城山、金剛山、比叡山、比良山、愛宕山、笠置山、鞍馬山、生駒山、中国地方の後山、四国の石鎚山、剣山、象頭山、九州の英彦山、開聞岳、求菩提山。
サラリーマン時代に休日を使って登山した山もあり、托鉢行で旅をしながら行った場所もある。高野山で大阿闍梨(だいあじゃり)について修業していた間も、折を見ては各地を回った。何年もかけて私は日本の霊場と呼ばれる場所を歩きつくした。行った先で、いつも国土地理院の発行する地図を買って持っていて、それをつなぎ合わせて大きな一枚の日本地図を作り上げた。
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